嘆きの壁 / Western Wall

目の前にそびえ立つ、
石造りの大きな黄色い壁。

ここはHoly Land の中心地にある「嘆きの壁」。

この壁には男女で別々に入場します。
私は女性側から「ドキドキ!」しながら入ります。
周りのユダヤ教の女性は、壁に向かいじっくりと教典を読んでいます。中には涙を流しながら祈っている人もいるため、厳粛な雰囲気が漂っています。


男性側が気になり覗いてみると、
もみ上げの毛を長く伸ばした、黒いシルクハットとスーツに身を包んだユダヤ教の男性が大勢集まっています。
彼らは壁の前で真摯に教典を読んだり、円になり、歌ったり踊ったりしています。


その圧巻の光景と彼らの真剣な眼差しに「ドキドキ!」しながら
私も嘆きの壁に触れ、この地の長い長い歴史に想いを馳せます。


旧約聖書によると、エルサレムは約3000年も前から、「神に与えられた土地」とされ、ユダヤ教の祈りの中心地でした。
現在の嘆きの壁がある場所には、ユダヤ教の大きな神殿がありました。その神殿はユダヤ教の人々にとって、祈りのみならず、政治の中心でもありました。
しかし、それから1000年の時が経ち、今から約2000年前、ローマ帝国との戦いに破れ、神殿が壊されてしまいました。それがきっかけとなり、ユダヤ人はエルサレムから追い出されてしまいます。
その時から現在まで、ユダヤ人はエルサレムに強いこだわりを持っており、ここに戻ることを「夢」見てきました。

嘆きの壁はローマ帝国に壊された神殿の一部。
ユダヤ教の人々は夢にまで見たこの壁に向かい、3000年もの時を想い、祈りを捧げています。


ちなみに、
ユダヤ教の女性の装いについては、露出の少ない服を着て、スカーフを頭に巻いたり、ピタっとした帽子をかぶっています。驚くことに、ユダヤ教でも1番厳しい超正統派の既婚の女性は、髪を全て剃っています。
しかし、お洒落は許されているので、エルサレムにはユダヤ人女性のための、カツラ屋さんやカラフルなスカーフ屋さんや帽子屋さんが沢山あります。
スカーフ屋さんや帽子屋さんは、「ドキドキ!」と胸が踊る可愛い商品が沢山揃っています。私もユダヤ人の皆様に、帽子を選んでもらい購入したことがあります。
すごくお気に入りで、私はその帽子をいつもかぶってお出掛けしています。
ご自身へのお土産にもオススメです!

※ラジオエッセイ “ドキドキ!HOLY LAND STORY for you(遊)” より引用

Essay by 松井葉月 Hatsuki Matsui

【説明】

ユダヤ教の重要な聖地。 紀元前70年にローマ帝国によりユダヤ教の神殿が破壊された跡とされる場所。

神殿の外壁の西側が少し残っているとされ、ユダヤ教信者は真摯に祈りを捧げている。

訪れる際は、ノースリーブや過度に脚がでた服装は慎む。

男女分かれて入場し、男性は入場の際にキッパを被る。(入口で貸してもらえる。)

【入場時間】

基本的にいつでも入場することができる。しかし安息日(金曜の日没~土曜の日の入り)はカメラや携帯電話の使用を控えたり、信者を敬って細心の注意を払わなくてはならない。

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Hatsuki Matsui
  • Hatsuki Matsui
  • Doki Doki Holyland Mapの管理者。

    日本で化粧品会社のマーケティング・PR業務を経て、2017年末より家庭の事情でエルサレムに居住中。
    現地では日本文化のイベントや子供向けワークショップを開催したり、Courrie japonやラジオ番組等へ現地についての記事やエッセイを寄稿している。

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